葬式の心得ダイアリー

2017年03月27日

葬式までのご遺体を安置する場所や方法

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今は病院で亡くなる方がほとんどです。本人の希望により在宅する方もいますが病院のほうが圧倒的に多いと思います。しかし、葬式までにご遺体をそのまま病院に安置しておくことはできません。いったん自宅か斎場の安置場所へ搬送しますが、急なことでパニックになることも考えられますし、急いで搬送しなければならない可能性もありますので、事前に葬儀社、葬儀場を検討しておくとスムーズに運びます。

搬送するにあたり葬儀社に連絡をし、手配してもらった搬送者にに乗せて安置場所へ運びます。その際に医師から書いてもらった「死亡診断書」が必要になります。また病院と提携している葬儀社、葬儀場もありますので、搬送あるいは葬儀も依頼する方法もあります。

そしてご遺体は自宅の場合は仏壇がある部屋、無い場合は涼しいまたは冷房設備のある部屋、畳部屋などが適しています。しかし、最近はマンション住まいや置く場所が無い、または高層で運ぶのが困難などの理由で自宅ではなく葬儀社、葬儀場と提携している斎場・葬儀場・火葬場の遺体安置室や保冷庫の安置場所へ一時的に置いてもらえます。故人をゆっくり偲ぶには自宅が最適なのかもしれません。故人が自宅へ帰りたがっていたなどの思いを汲むのも残されたものとして最後にしてあげたいことです。しかし、ご近所にも知られてしまう為に家族だけでひっそりと葬儀をあげるのは難しくなるかもしれません。弔問客などの準備をする必要があります。斎場などに安置した場合は管理も葬儀当日までプロがしっかりしてくれますので、安心です。ただ、限られた時間内のお別れとなるので、ゆっくり故人と過ごすことはできません。それぞれの合った方法を探してみましょう。